MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)では両建てが可能ですが、「複数口座間での両建て」や「MiltonMarketsと異なる他のFX業者間での両建て」は禁止されています。
両建てのルールを守らず規約違反した場合、利益を没や出金拒否などのペナルティーが発生する場合もありますので注意が必要です。
目次
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)で両建て
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)では、1つの口座内でポジションを両建てすることは、公式サイトで認められています。
また、自動売買(EA)を活用した取引にも対応しているため、より柔軟なトレードが可能です。
両建とは、同じ通貨ペアでの「買いポジション」と「売りポジション」を同時に保有することです。
両建てを使用すると、ロングとショートの必要証拠金が相殺されるため、証拠金を減少させずに取引を続けることができます。
しかし、スプレッドやスワップポイントなどのコストが2倍になる点には注意が必要です。
相場が上昇した場合 | 相場が下落した場合 | |
買いポジションのみを保有 | 利益 | 損失 |
売りポジションのみを保有 | 損失 | 利益 |
両建て | 売り損失分を買い利益分で相殺 | 買い損失分を売り利益分で相殺 |
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)で禁止されている両建て
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)では、「複数口座間での両建て」と「MiltonMarketsと異なる他のFX業者間で両建て」は禁止されています。
FLEX口座 | SMART口座 | ELITE口座 | |
同一口座での両建て | ◯ | ◯ | ◯ |
複数口座間での両建て | × | × | × |
他のFX業者間で両建て | × | × | × |
MiltonMarketsでは、3つの口座タイプ(FLEX口座・SMART口座・ELITE口座)を提供していますが、異なる口座タイプでの両建ては禁止されています。
また、MiltonMarkets以外の他の海外FX業者が他社との両建てを認めていた場合でも、MiltonMarketsでは、他の海外FX業者との両建ては禁止されています。
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)での両建てのメリット・デメリット
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)での両建てのメリット
- 証拠金を減らさずにポジションを保有できる
- 強制ロスカットを避けやすくなる
- 相場の様子を長期的に観察できる
- 相場変動に強く損失を最小限に防げる
- 税金対策に活用できる
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)で両建て取引を行うメリットは、買い(ロング)ポジションと売り(ショートポジション)の両方を保持すると、必要証拠金が差引きされ帳消しになり、証拠金を減らさずに強制ロスカットを避けてポジションを保有できたり、新規ポジションを注文できます。
買いと売りのポジション両方を保持することにより、含み益と含み損を大きくせずに長期で相場のトレンドを観察できます。
また個人の場合、1月1日から12月31日までの1年間で得た利益を翌年の確定申告で申請をおこなわなければいけませんが、含み損の利益は確定申告の対象外です。
年末に利益確定せずとも、両建て取引の含み益を保った状態で翌年に利益確定を持ち越すことができます。
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)の両建てのデメリット
- スプレッドや手数料の負担がある
- マイナススワップだと毎日損益が発生する
- ロスカットになるリスクが高まる
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)での両建ては、同一の通貨ペアで売り買いのポジションを同時に保有するため、スプレッドや手数料などの取引コストが2倍かかります。
また、スワップの合計がマイナススワップとなった場合、ポジションを決済するまで毎日損益が発生してしまいます。
スワップポイントは日々変動していきますので、注文時に合計がプラススワップでも、気づいたらマイナススワップになっていた、といったリスクもあり得ますので注意が必要です。
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)での両建ての注意点
MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)での禁止行為は、以下のようなものがあります。
- 複数口座間での両建て
- 他の海外FX業者の口座との両建て
- 知人間で行う両建て
- アービトラージ(裁定取引):金利差や価格差を利用した投資手法
- ゼロカットを狙った両建て
複数口座でゼロカット狙いの両建てはゼロカット対象外
MiltonMarketsでは、ゼロカットシステムを採用しています。
2つの口座を使用して、一方の口座がゼロカットになり、もう一方の口座で利益が出るような場合は、ゼロカットの対象外となります。
ゼロカットを目的とした複数の口座での取引は行わないよう注意しましょう。
ゼロカット対象外になる理由
別口座間での両建ての場合、ゼロカットシステムを利用すると、片方の口座で利益を出しもう一方はゼロカットで損益がカットされるということになり、トレーダー側が一方的に得をする形になります。
こういった状況を防ぐためにも、同口座内以外での両建てについて利用規約で禁止している業者がほとんどです。
利用規約を守らずトレードを行うと、口座凍結や出金拒否となる可能性が高いので、利用規約の違反はしないよう注意しましょう。