MYFX Marketsでは、両建て取引は許可されています。
そのため、同じ口座内であれば、同一通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に保有することができます。
しかし、「複数口座間での両建て」や「他の海外FX業者間での両建て」などは利用規約で禁止されており、ルールを守らず規約違反した場合、利益を没収されたり、出金拒否や口座凍結が起こる可能性があるので注意が必要です。
この記事では、MYFX Marketsでの両建てにまつわるルールや禁止事項について詳しく解説します。
目次
MYFX Marketsでの両建て
海外FXでの両建て
両建とは、同じ通貨ペアでの「買いポジション」と「売りポジション」を同時に保有することです。
両建てを使用すると、ロングとショートの必要証拠金が相殺されるため、証拠金を減少させずに取引を続けることができます。
しかし、スプレッドやスワップポイントなどのコストが2倍になる点には注意が必要です。
MYFX Marketsで許可されている両建て
MYFX Marketsでは、スタンダード口座とプロ口座がありますが、どちらの口座タイプでも「同一口座間での両建て」は可能です。
口座タイプ | 同一口座間での両建て | 複数口座間での両建て | 他の海外FX業者間での両建て |
スタンダード口座(MT4・MT5) | ◯ | ✕ | ✕ |
プロ口座(MT4・MT5) | ◯ | ✕ | ✕ |
MYFX Marketsで禁止されている両建て
MYFX Marketsで許可されている両建ては、「複数口座間での両建て」と「他の海外FX業者間での両建て」が禁止されています。
MYFX Marketsで以外の他の海外FX業者が他社との両建てを認めていた場合でも、MYFX Marketsでは、他の海外FX業者との両建ては禁止となりますのでご注意ください。
口座タイプ | 複数口座間での両建て | 他の海外FX業者間での両建て |
スタンダード口座(MT4・MT5) | ✕ | ✕ |
プロ口座(MT4・MT5) | ✕ | ✕ |
MYFX Marketsでの両建てのメリット・デメリット
MYFX Marketsでの両建てのメリット
- 証拠金を減らさずにポジションを保有できる
- 強制ロスカットを避けやすくなる
- 相場の様子を長期的に観察できる
- 相場変動に強く損失を最小限に防げる
- 税金対策に活用できる
MYFX Marketsで両建て取引を行うメリットは、買い(ロング)ポジションと売り(ショートポジション)の両方を保持すると、必要証拠金が差引きされ帳消しになり、証拠金を減らさずに強制ロスカットを避けてポジションを保有できたり、新規ポジションを注文できます。
買いと売りのポジション両方を保持することにより、含み益と含み損を大きくせずに長期で相場のトレンドを観察できます。
また個人の場合、1月1日から12月31日までの1年間で得た利益を翌年の確定申告で申請をおこなわなければいけませんが、含み損の利益は確定申告の対象外です。
年末に利益確定せずとも、両建て取引の含み益を保った状態で翌年に利益確定を持ち越すことができます。
MYFX Marketsの両建てのデメリット
- スプレッドや手数料の負担がある
- マイナススワップだと毎日損益が発生する
- ロスカットになるリスクが高まる
MYFX Marketsでの両建ては、同一の通貨ペアで売り買いのポジションを同時に保有するため、スプレッドや手数料などの取引コストが2倍かかります。
また、スワップの合計がマイナススワップとなった場合、ポジションを決済するまで毎日損益が発生してしまいます。
スワップポイントは日々変動していきますので、注文時に合計がプラススワップでも、気づいたらマイナススワップになっていた、といったリスクもあり得ますので注意が必要です。
MYFX Marketsの両建ての注意点
MYFX Marketsの禁止行為は、以下のようなものがあります。
- 複数口座間での両建て
- 他の海外FX業者間との両建て
- 知人間で行う両建て
- アービトラージ(裁定取引)金利差や価格差を利用した投資手法
- ゼロカットを狙った両建て
- 集団取引
- 故意過失を問わずレート操作
- フロントランニング
- レイテンシートレード
複数口座でゼロカット狙いの両建てはゼロカット対象外
MYFX Marketsでは、ゼロカットシステムを採用しています。
2つの口座を使用して、一方の口座がゼロカットになり、もう一方の口座で利益が出るような場合は、ゼロカットの対象外となります。
ゼロカットを目的とした複数の口座での取引は行わないよう注意しましょう。
ゼロカット対象外になる理由
別口座間での両建ての場合、ゼロカットシステムを利用すると、片方の口座で利益を出しもう一方はゼロカットで損益がカットされるということになり、トレーダー側が一方的に得をする形になります。
こういった状況を防ぐためにも、同口座内以外での両建てについて利用規約で禁止している業者がほとんどです。
利用規約を守らずトレードを行うと、口座凍結や出金拒否となる可能性が高いので、利用規約の違反はしないよう注意しましょう。