Exness(エクスネス)では3種類のアプリ「MT4」「MT5」「Exnessトレードアプリ」を提供しています。
MT4アプリとMT5アプリは、ロシアのMetaQuotes(メタクオーツ社)が開発と運営する専用取引プラットフォームです。
Exnessトレードアプリは、Exnessが独自に開発したモバイルアプリで、口座残高や保有しているポジション、現在の損益などを確認に加えて、入金や出金、資金移動がアプリで完結できます。
目次
Exness(エクスネス)のアプリの種類
アプリの種類
- MT4アプリ:MT4トレード用
- MT5アプリ:MT5トレード用
- Exnessトレードアプリ:トレード用(MT5のみ)
Exnessは、初心者から上級者までのFXトレーダーにとって扱いやすい、独自アプリを提供する海外FX業者です。
以前、MT4やMT5のアプリの提供が中止され、不便さを感じたトレーダーがいらっしゃるかと思いますが、Exnessでは自社アプリを提供しているため、取引プラットフォームや他の海外FX業者の変動に左右されずに安定したサービスの提供が可能です。
Exnessトレードアプリの注意点は、MT4に非対応で、MT5のみに対応しています。
Exness(エクスネス)トレードーアプリの特徴
Exness独自のスマホアプリ「トレードーアプリ」
Exness(エクスネス)は独自のスマホアプリ「トレードーアプリ」を提供しており、外出先でも簡単にチャートの確認が可能です。
iPhoneとAndroidに対応しており、口座開設後にExnessの会員エリアから、QRコードを読み取ることで、簡単に無料でダウンロードして使用することができます。
また、OSユーザーはAppストア、AndroidユーザーはGoogle Playからもダウンロードできます。
ただし、MT4には対応しておらず、MT5の口座が必要です。
Exness(エクスネス)トレードーアプリの機能と特徴
Exness(エクスネス)トレードーアプリは、取引を行う際の便利なツールとして多くの機能を提供しています。
機能
- 口座メニュー:入出金、口座間の資金移動、ポジション管理などが行えます。
- 取引メニュー:各銘柄のチャート表示と売買が可能です。
- マーケットメニュー:経済イベントや最新ニュースの閲覧ができます。
- パフォーマンスメニュー:トレードの損益を確認できます。
Exnessのトレードーアプリでは、ボリンジャーバンド、移動平均線、取引シグナル、パラボリックの4つのインジケーターのみが利用可能です。
アプリ内で経済イベントや最新ニュースを確認できるため、取引の参考情報として利用できます。
外出先でも取引や情報の確認が簡単に行えるため、多くのトレーダーにとって有用なアプリです。
Exness(エクスネス)のMT4・MT5アプリの特徴
メタトレーダーとは、MetaQuotes Softwareによって開発された、FX取引を行うためのプラットフォームで、メタトレーダーには、MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)の2つのバージョンがあります。
MT4・MT5アプリのプラットフォームはテクニカル分析ツールやチャート、注文管理ツールなど、取引に必要な多くの機能を提供しています。
メタトレーダーの機能
- 取引
- 気配値表示
- チャート分析
- 損益の確認
iPhoneのメタトレーダーは、パソコンよりも操作がしやすく、スムーズな取引が可能です。
Exness(エクスネス)のMT4・MT5アプリの違い
MT4は、多くのトレーダーに長年利用されており、多様なインジケーターやEA(自動売買)の種類が豊富です。
しかし、MT4の公式サポートは既に終了しており、重大なエラーが発生してもサポートを受けることはできません。
一方で最新の後継機としてMT5は豊富な時間足やテクニカル指標の種類が標準で用意されており、軽快な取引が可能なアプリの軽さも魅力と言えます。
しかし、MT5は対応している外部のインジケーターやEA(自動売買)の種類がまだ少なく、MT4を使い慣れているユーザーが多いので、MT5への移行がしにくいと感じるユーザーもいるため、MT5の普及は進んでいません。
MT4 | MT5 | |
リリース年 | 2005年 | 2010年 |
---|---|---|
時間足 | 9種類 | 21種類 |
インジケーター | 多い | 少ない |
EA(自動売買) | 多い | 少ない |
テクニカル指標 | 30種類 | 38種類 |
分析オブジェクト | 23種類 | 44種類 |
動作 | 不通 | 軽い/速い |
アップデート | 終了 | あり |
初心者や外国為替取引に特化した取引したい方にはMT4が適していますが、さらなる多様な市場での取引や高度な分析が必要な場合にはMT5がおすすめです。
Exness(エクスネス)のMT5アプリの使い方
MT5アプリの主な機能は、下記の5つがあります。
機能
- 気配値
- チャート
- トレード
- 履歴
- 設定
気配値
「気配値」とは、金融市場での売買注文の価格情報を示すものです。
売り注文の最高価格(Ask)と買い注文の最低価格(Bid)が表示されます。
自身が取引したい通貨ペアが気配値画面に表示されていない場合は、アプリの右上部にある「+」マークをクリックすることで、新たに追加することが可能です。
チャート画面
選択した通貨ペアのチャートが表示されます。
MT5アプリは、スマホ画面上でも詳細なツールや多種多様なインジケーターを活用できます。
チャート画面をタップすると、円形のメニューが出現しますので、そこからお好みの時間枠を選ぶこともできます。
設定できる時間枠は以下の9種類です。
時間足
- M1:1分
- M5:5分
- M15:15分
- M30:30分
- H1:1時間
- H4:4時間
- D1:1日
- W1:1週間
- WN1:1ヵ月
他にも、円形メニューにある「+」マークではクロスヘアを表示したり、「f」マークでインジゲーターの選択ができます。
MT5アプリで使用できるインジケーターは下記のとおりです。
トレンド
- Average Directional Movement Index
- Envelopes
- Bollinger Band
- Ichimoku Kinko Hyo
- Parabolic SAR
- Moving Average
- Standard Deviation
シオレーター
- Average True Range
- Commodity Channnel Index
- Bears Power
- DeMarket
- Force Index
- Momentum
- MACD
- Relative Strength Index
- Moving Average of Oscillator
- Relative Vigor Index
- Stochastic Oscillator
- William’s Percent Range
- Triple Exoponentioal Average
ボリューム
- Accumulation/Distribution
- On Balance Volume
- Money Flow Index
- Volumes
ビル・ウィリアムス
- Alligator
- Accelerator Oscillator
- Awesome Oscillator
- Gator Oscillator
- Fractals
- Market Facikitation Index
トレード
トレード画面では、保有中のポジションが一覧形式で表示され、ポジションの確認や管理が簡単に行えます。
また、ポジションの決済もトレード画面から操作できます。
履歴
履歴画面では、完了した取引の記録が一覧で見られます。
この画面を確認すれば、いつ、どの程度の損益が発生したのかがすぐにわかります。
さらに、画面の右上にあるカレンダーアイコンをタップすると、表示したい取引のシンボルや期間を選び出すことも可能です。
設定
設定画面では、さまざまなパラメータを調整できます。
チャートの種類は、ローソク足、バーチャート、ラインチャートから選択が可能です。
加えて、チャート上に始値、終値、高値、安値(OHLC)を表示するかどうかも指定できます。
さらに、クロスヘア使用時に詳細なデータを見られるデータウィンドウの表示を制御したり、チャート上に出来高を表示するか否か(FXの場合はティック数)、チャート上に保有中のポジションや注文中の注文を示すトレードレベルを表示するか否かも設定できます。
また、現在の銘柄のみにラインなどのオブジェクトを表示する独立チャートの設定、全ての銘柄に表示するためのチェック設定、一定の期間ごとにチャート上に区切り線を挿入する設定なども可能です。
さらに、Bidの価格と並んでAskの価格ラインの表示、最後に取引が行われた価格の水準を表示するラストプライスラインの設定(FXの場合は不要)も調整できます。
あらかじめ用意された色の組み合わせ「スキーム」から色を選択することができ、部分的な色の詳細な指定も可能です。
Exness(エクスネス)トレードアプリの特徴と使い方
Exness(エクスネス)のアプリの各メニューと機能についてご説明します。
機能
- 口座メニュー:資金の入出金や口座間の資金転送、ポジションの管理が可能
- 取引メニュー:各通貨ペアのチャートを見ることができ、売買も可能
- マーケットメニュー:経済イベントや最新ニュースを閲覧
- パフォーマンスメニュー:自身のトレードの利益と損失の確認
口座メニュー
口座メニューでは以下の項目を確認できます。
口座メニュー
- 口座残高
- 保有中のポジション
- 未決済の注文
- 決済後の注文
- 入金の手続き
- 出金の手続き
- 資金の移動
MT4やMT5のアプリでも口座の残高や保有ポジション、現在の損益などを見れますが、Exness(エクスネス)のアプリでは入金、出金、資金転送をアプリ内で完了できます。
ブラウザーでログインし直して操作をする必要がないため、非常に便利です。
取引メニュー
アプリでもパソコンと同様に各通貨ペアのチャートを見て売買ができます。
しかし、スマホの画面は小さいので細かな動きを見るのは難しいです。
インジケーターは以下の4つが利用できます。
取引メニュー
- ボリンジャーバンド
- 移動平均線
- 取引シグナル
- パラボリック
上記の取引メニューで最低限のチャート分析を行うことができます。
ただし、インジケーターの種類が限られているため、スマホでの詳細な分析はお勧めできません。
マーケットメニュー
アプリ内で経済イベントや最新ニュースを閲覧できるので、取引の判断材料として利用できます。
また、ボラティリティ順に通貨ペアを並べ替えることも可能です。
パフォーマンスメニュー
パフォーマンスメニューでは以下の項目を見ることができます。
パフォーマンスメニュー
- 利益
- 損失
- 総注文数
- 有効証拠金
- 取引量
MT4やMT5でもトレードの損益を見れますが、Exnessのアプリではグラフで確認できます。
また、グラフは任意の期間を指定して見ることができます。
Exness(エクスネス)のアプリは独自の豊富な機能が魅力ですが、グラフの表示はMT5のみ可能なので、口座開設をする際にはMT4ではなくMT5を選ぶようにしましょう。