easyMarketsでは、スキャルピングが可能で、EA(自動売買システム)を利用してスキャルピングを行うことも認められています。
しかし、利用する取引ツールによりスプレッドが固定制や変動制と異なる点や、スキャルピングが禁止されている時間帯もあるので、注意が必要です。
この記事では、easyMarketsでのスキャルピングの特徴や、メリット・デメリット、注意点について詳しく解説します。
目次
easyMarketsでのスキャルピングの特徴
スキャルピングは、短期間での取引を繰り返す手法として多くのトレーダーに利用されています。
スキャルピングは、サーバーへの負担が大きくなるため禁止している業者が多くありますが、easyMarketsではスキャルピングの取引が可能です。
easyMarketsでのスキャルピングは「エントリー後15分以内の決済」と定義されています。
また、他のFX業者では、スキャルピングを認めていても、EA(自動売買システム)を使ったスキャルピングを禁止している業者もありますが、easyMarketsでは、EA(自動売買システム)を利用してのスキャルピングも行えます。
EAを使用したスキャルピングのメリット
- 感情に振り回されず、冷静な取引が可能
- 自動化されたプログラムが取引を行うため、操作が簡単で安心
- 初心者でも簡単に利用できる
- パソコンの前に常にいる必要がなく、時間を有効に活用できる
easyMarketsでのスキャルピングの注意点
注意点として日本時間の午前6:00~9:00までの間は、スキャルピングが禁止されています。
上記の禁止されている時間にスキャルピングや大量のロットで頻繁に取引を行うと、口座凍結などのペナルティーが課せられるので注意が必要です。
また、同一口座内での両建て取引は許可されていますが、他の海外FX業者間での両建て取引は認められていないため、その点にも注意が必要です。
EA(自動売買)を利用する際には、WebプラットフォームではEAを利用できないため、MT4やMT5の口座を使用する必要があります。
easyMarketsでのスキャルピングのメリット
- MT4では固定スプレッド制を採用し、取引手数料が無料
- MT5では変動スプレッド制で低コスト
- フリーズレート機能により正確な注文が可能
- 独自ツールではスリッページが発生しない
- 注文のキャンセルが可能
- 約定力が高いMT5が利用できる
MT4では固定スプレッド制を採用し、取引手数料が無料
easyMarketsは、国内FX業者と同様にスプレッドを原則固定しており、取引手数料も無料です。
スキャルピングのような短期取引では、取引の度に支払うスプレッドが全体の利益に大きな影響を及ぼします。
easyMarketsは海外FX業者の中でも特に取引コストを抑えて取引を行えます。
固定スプレッドの特徴
- スプレッドは常に固定
- 常時一定のスプレッドで、コストの透明性と管理が容易
- 経済指標発表時含め、スプレッドの拡大がない
- 朝早くや夜遅くでも変わらないスプレッドで取引が可能
- 一貫したスプレッドを提供するため、変動スプレッド制の口座に比べ取引コストはやや高め
MT5では変動スプレッド制で低コスト
2022年4月に導入されたMT5では、変動スプレッド制が採用されています。
変動スプレッド制では、早朝や深夜、経済指標が発表されるタイミングにスプレッドが広がる傾向にあります。
しかし、通常の市場状況下では、MT5を利用することでMT4よりも低コストで取引が可能になることが多いです。
例えば「経済指標発表時はスプレッドが固定されているMT4を利用し、通常時はコストが低いMT5で取引する」などの使い分けが可能です。
フリーズレート機能により正確な注文が可能
easyMarketsでは「フリーズレート」という機能があり、数秒間価格を固定できます。
取引を行う際に、独自の取引ツール内にある「フリーズトレード」ボタンをクリックすると、一時的に価格がロックされ、その間は表示される青いバーの期間中、価格変動から保護されます。
経済指標やニュース発表時など、市場が不安定になりがちな瞬間には、MT4やMT5での注文が困難になることがありますが、「フリーズトレード」機能を使えば、市場の動きに左右されずに、狙った価格で確実に注文を行えます。
独自ツールではスリッページが発生しない
easyMarketsはMT4やMT5だけでなく、独自の取引ツールも用意しており、独自の取引ツールを使うとデイトレードやオプション取引が行えます。
独自の取引ツールの特徴は、スリッページが発生せず、注文した価格で正確に取引が行われます。
そのため、トレーダーは狙った価格で確実に取引が行えます。
しかし、MT4やMT5と比較してスプレッドが広がる傾向にあるので注意が必要です。
dealCancellationで注文のキャンセルが可能
easyMarketsが提供する独自の取引プラットフォームの機能の中に、dealCancellationという注文をキャンセルできる機能が備わっています。
dealCancellationを使うと、1時間・3時間・6時間の時間内であれば、含み損となった取引を僅かな手数料で取り消せます。
キャンセル機能の最大のメリットは、不利なポジションを持ってしまった場合でも、キャンセルして損失を回避できる点です。
ただし、注文のキャンセルには手数料が伴うため、頻繁に使用するとコストが増加します。
市場が急変する中での短期トレードでは、損失を出すリスクが常にありますが、このキャンセル機能があれば、より積極的な取引戦略を取ることが可能になります。
特にスキャルピングなどの短期取引において、この機能は大いに役立ちます。
約定力が高いMT5が利用できる
MT5はMT4を基に開発された進化版プラットフォームで、特にスキャルピングのような迅速な取引が求められる場面で性能を発揮します。
easyMarketsでは、MT4とMT5を取引ツールとして採用しており、高速な約定スピードと多機能性がスキャルピングに最適です。
easyMarketsでのスキャルピングのデメリットと注意点
- 日本時間の午前6:00~9:00はスキャルピング禁止
- 口座タイプによってスプレッドが異なる
- 経済指標発表時のスプレッドに注意
日本時間の午前6~9時はスキャルピング禁止
注意点として日本時間の午前6:00~9:00までの間は、スキャルピングトレードが禁止されています。
上記の禁止されている時間にスキャルピングや大量のロットで頻繁に取引を行うと、口座凍結などのペナルティーが課せられるので注意が必要です。
スプレッドは口座タイプにより異なる
easyMarketsには以下の3種類の口座タイプがあります。
- スタンダード口座
- プレミアム口座
- VIP口座
口座の種類により、取引時に適用されるスプレッドの幅が変わってきます。
特に、VIP口座を利用すると最もスプレッドが狭くなります。
VIP口座を開設するためには、最低でも10,000ドル相当の資金が必要です。
また、プレミアム口座を開設する場合は、最低2,000ドル相当が必要となります。
これらの口座は初期投資が大きいですが、狭いスプレッドで取引したい場合は、これらの口座へのアップグレードを検討する価値があります。
口座タイプ | スタンダード口座 | プレミア口座 | VIP口座 |
EUR/USD | 1.7 pips | 1.2 pips | 0.7 pips |
GBP/USD | 2.3 pips | 1.8 pips | 1.3 pips |
GBP/JPY | 4 pips | 3.5 pips | 2.5 pips |
USD/JPY | 2.0 pips | 1.8 pips | 1.2 pips |
NKI/USD | 20 pips | 15 pips | 10 pips |
APL/USD | 1.4 pips | 1.4 pips | 1.4 pips |
WTI(原油) | 0.05 USD | 0.04 USD | 0.03 USD |
XAU(ゴールド) | 0.45 USD | 0.40 USD | 0.35 USD |
BTC/USD | 70 USD | 65 USD | 50 USD |
経済指標発表時のスプレッドに注意
easyMarketsでは、独自の取引ツールとMT4の両方で固定スプレッド制が用いられています。
固定スプレッド制は、常時変わらずスプレッドが一定であることを意味します。
市場が不安定になりがちな経済指標の発表時でも、easyMarketsの独自ツールやMT4を使用すれば、他の業者のようにスプレッドが急激に拡大することはありません。
一方で、MT5を使用する場合は変動スプレッド制が採用されており、特に経済指標発表時にはスプレッドが広がる可能性があります。
そのため、どのツールを使用するかは、市場状況や取引スタイルに応じて慎重に選ぶことが重要です。