Axiは、多くのトレーダーにとって信頼性の高い海外FX業者として知られています。
その中でも、ゼロカットシステムやロスカット水準に関する特徴は、トレーダーのリスク管理において非常に重要な要素となります。
この記事では、Axiのゼロカットシステムとロスカットに関する詳細を解説していきます。
目次
Axiのゼロカットシステム
Axiではゼロカットシステムを採用しており、万が一のマイナス残高が発生した場合でも、ゼロカットシステムにより残高を0円に戻すことができます。
ゼロカットとは
トレーダーの資産を守る仕組みであるロスカットが間に合わず、残高がマイナスになってしまった際、損失分をFX業者が負担すること
国内FX業者では、金融商品取引法でFX業者が顧客の損失を補填する行為が禁止されているため、ゼロカットシステムは採用されておらず、入金額以上の損失が出た場合は追加証拠金という「追従」が発生し、借金を背負ってしまうリスクがあります。
口座残高以上の損失が発生した場合
- ゼロカットなし：不足分を追証としてトレーダーが支払う
- ゼロカットあり：不足分をFX業者が補填する
しかし、Axiではゼロカットによりマイナス分が補填されるため、追従による借金のリスクを心配をせずに、高いレバレッジをかけた取引でも安心して行えます。
海外FX業者とAxiのロスカット水準の比較
| ロスカット | 必要証拠金率 |
| Axiory | 20％ |
| BigBoss | 20％ |
| XM Trading | 20％ |
| Axi | 20％ |
| HFM(Hotforex) | 20％ |
| OQtima | 20％ |
| TitanFX | 20％ |
| ThreeTrader | 20％ |
| Axon Markets | 50％ |
| PU Prime | 50％ |
Axiのロスカット基準は、他の海外FX業者と比較しても標準的で、多くの業者が20%～30%の範囲でロスカットを設定しています。
国内のFX業者との比較では、Axiはロスカットが発生しにくい特徴があります。
そのため、「間もなく価格が反転するだろう」と感じる瞬間でも、ロスカットされることなく取引を継続することができる場面が増えます。
しかし、ロスカット基準が低めに設定されている場合、ロスカットが行われた際の残存資金が少なくなるリスクがあるため、取引を行う際は十分な注意が必要です。
Axiのマージンコール
マージンコールはロスカットが行われる前に対策をねることができる便利な機能です。
マージンコールとは
トレーダーに取引中のポジションの含み損が拡大していることをアラート機能で知らせるシステムのこと
マージンコールの水準は、FX業者や口座の種類によって異なります。
Axiでは、証拠金維持率が100%を下回るとマージンコールが発生し、トレーダーに追加入金やポジションの調整を促します。
マージンコールへの対策
マージンコールが発生すると、ロスカットになるリスクが近づいているため、強制的に損切りされないように自身で損切りを行うか追加入金するなどの対策が必要です。
マージンコールへの対策
- 低いレバレッジで取引する
- 余裕をもった証拠金で運用する
- 損切りを徹底する
高いレバレッジで取引すると為替変動に左右されやすく、少ない証拠金の場合、多少の含み損でマージンコールが発生しやすくなります。
証拠金には余裕を持ち低いレバレッジで運用すること、また損切りを徹底することで損失額を最小限に抑えた取引をおすすめします。
Axiのロスカット
ロスカットとは
保有しているポジションの含み損が口座残高に対し一定の水準を超えてしまった場合、それ以上に損失が増えないように強制的にポジションを決済させること
ロスカットにより、トレーダーの資金を保護し、大きな損失を防ぐことができます。
ロスカット水準は、マージンコールと同様にFX業者ごとに異なります。
Axiのロスカットは証拠金維持率の20％以下で、マイナス残高になった場合は、ゼロカットが執行されます。
国内の多くのFX業者では、口座維持率50～100％が一般的ですが、Axiではロスカットされる可能性が低く、安心して取引できます。
ロスカット計算方法
ロスカットの計算は複雑に感じるかもしれませんが、Axiではユーザーが簡単に計算できるツールを提供しています。
例えば、10万円の証拠金でドル円1ロットを取引する場合、必要証拠金は13,500円で、これが20%に達するとロスカットされます。
ロスカットを防ぐ方法
ロスカットを防ぐためには、追加入金で証拠金を確保する、損切りを行う、または逆方向のポジションを取ってヘッジするなどの方法があります。
上記の方法は、トレーダーが市場の急変に対応し、リスクを管理するのに役立ちます。
Axiのゼロカットのタイミングと流れ
Axiは、ゼロカットシステムを採用していますが、自動でゼロカットが適用されるわけではありません。
具体的には、下記の流れで行われます。
1.サポートに申請
トレーダーの口座がマイナス残高になった場合、まずAxiのサポートに申請を行う必要があります。
2.申請内容の確認
サポートにてトレーダーの申請内容を確認します。
3.ゼロカットの適用
確認後、24時間以内にゼロカットが適用され、マイナス残高が0円に補填されます。
Axiのゼロカットの注意点
Axiのゼロカットシステムは、非常に便利な機能ですが、以下の点に注意が必要です。
複数口座での取引
Axiでは、1つのトレーダーが複数の口座を持っている場合、それぞれの口座でゼロカットを狙ってトレードを行うことは禁止されています。
具体的には、複数の口座で同時に、または短期間で大きなリスクを取るトレードを行い、ゼロカットを狙うような行為は、ゼロカットの対象外とされます。
上記のような行為を行った場合、Axiはゼロカットを適用せず、トレーダーにマイナス残高の補填を求める可能性があります。
まとめ
Axiはゼロカットを採用した業者として、トレーダーへの安全な取引環境を実現しています。
| 発動までの流れ | 証拠金維持率 |
| ①マージンコール | 100％以下 |
| ②ロスカット | 20％以下 |
| ③ゼロカット | 0％ |
ゼロカットは急激な為替変動が起きてもAxiが損失分を補填してくれるため、高いレバレッジでも安心して取引できます。
Axiでゼロカットシステムが発動するまでには順序があり、証拠金維持率100％以下になるとマージンコールによるアラートが発生し、証拠金維持率20％以下になると、損失が増えないようロスカットによりポジションが決済が行われ、最後にゼロカットが適用されます。
しかし、ゼロカットは自動で発動されず、サポートに連絡する必要があるので、注意が必要です。
適切なリスク管理とロスカットの理解を深めることで、より確実にFX取引を行うことが可能です。