XM Tradingは14年の長い運営歴があり、他の海外FX業者と比べても国内の利用者数が非常に多いことで知られています。
その信頼性の高さと、ユーザーにとって有益なゼロカットシステムの採用が大きな魅力となっています。
この記事ではXM Tradingはゼロカットシステムを採用しているか、マージンコールやロスカット水準についても詳しく解説していきます。
目次
ゼロカットについて
相場が急変動して証拠金維持率が20%を下回った場合、強制的にロスカットされることがあります。
しかし、XMでは、口座残高がマイナスになっても追加証拠金を請求しないゼロカットシステムを採用しています。
ゼロカットとは
急激な相場の価格が変動した際に、トレーダーの資産を守る仕組みのロスカットが間に合わず、残高がマイナスになってしまった際に損失分をFX業者が負担すること
XM Tradingでは4種類の口座タイプ、「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」「KIWAMI極口座」があり、全ての口座でゼロカットシステムを採用しています。
また、FX通過ペア以外でも株価指数や貴金属、エネルギーなど全銘柄にゼロカットシステムが対応しています。
国内FX業者ではゼロカットシステムは採用されておらず、入金額以上の損失が出た場合、追加証拠金という「追従」が発生し損失分を支払わなければいけません。
しかし、XM Tradingではゼロカットシステムの採用により、ロスカットが間に合わず有効証拠金にマイナス分が出た場合でも、XM Tradingが損失分を負担し、マイナスになった口座残高を0へとリセットしてくれます。
そのため、どれだけ取引で負けたとしても、XM Tradingでは入金額以上の損失が生じることはありません。
XM Tradingでは追従による借金のリスクを心配をせずに、ハイレバレッジをかけた取引でも安心して行えます。
他の海外FX業者とXM Tradingのロスカット水準の比較
ロスカット | 必要証拠金率 |
Axiory | 20% |
BigBoss | 20% |
XM Trading | 20% |
Axi | 20% |
HFM(Hotforex) | 20% |
OQtima | 20% |
TitanFX | 20% |
ThreeTrader | 20% |
Axon Markets | 50% |
PU Prime | 50% |
XM Tradingのロスカット基準は、他の海外FX業者と比較しても標準的で、多くの業者が20%~30%の範囲でロスカットを設定しています。
国内のFX業者との比較では、XM Tradingはロスカットが発生しにくい特徴があります。
そのため、「間もなく価格が反転するだろう」と感じる瞬間でも、ロスカットされることなく取引を継続することができる場面が増えます。
しかし、ロスカット基準が低めに設定されている場合、ロスカットが行われた際の残存資金が少なくなるリスクがあるため、取引を行う際は十分な注意が必要です。
マージンコールとロスカット
マージンコールについて
マージンコールとは
トレーダーに取引中のポジションの含み損が拡大していることをアラート機能で知らせるシステムのこと
マージンコールは強制ロスカットが行われる前に対策をねることができる便利な機能です。
マージンコールの水準はFX業者ごとに異なり、XM Tradingでは証拠金維持率が50%を下回った際に、証拠金の減少を知らせるマージンコールが発動します。
ロスカットについて
ロスカットとは
保有しているポジションの含み損が口座残高に対し一定の水準を超えてしまった際に、入金額以上に損失が増えないよう強制的にポジションを決済させること
XM Tradingでは、証拠金維持率が50%を下回りマージンコールが発動した後、さらに証拠金維持率が20%を下回った場合は、入金額以上の損失を発生させないように強制的にポジションを決済する「ロスカット」が発動します。
ロスカットは、資金が大幅に減少しないようにするための仕組みです。
ロスカットの発動は、XM Tradingに登録したメールアドレス宛に通知メールが送付されます。
マージンコール | ロスカット |
証拠金維持率が50%を下回った場合に発動 | 証拠金維持率が20%を下回った場合に発動 |
XM TradingにはFX取引に関連する計算ツールがあり、利用することで証拠金の計算やポジションの取り方を簡単に学ぶことができます。
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金合計×100
XM Tradingのゼロカットの注意点
ゼロカットが執行までのタイムラグ
XM Tradingでゼロカットが行われるタイミングは不定期です。
そのため、ゼロカットが執行されるまでのタイムラグが存在することを理解しておくことが重要です。
数分後に執行される場合もあれば、数日後まで執行されずマイナス残高のままの場合もあり、ゼロカット執行までの間に新たに取引で得た利益は損失分の補填に当てられます。
ポジションを保有中はゼロカットされない
口座残高がマイナスでも、ポジションを保有中で有効証拠金がプラスの場合はゼロカットが執行しません。
また、ボーナスが残っていたり、同じ口座内でポジションを保持している場合はゼロカットが執行しないので注意が必要です。
未決済の損益を含む有効証拠金の計算方法
有効証拠金=残高+クレジット(ボーナス)±未決済ポジションの損益
XM Tradingの禁止取引
XM Tradingでは禁止している取引があり、スキャルピングを行う際は必ず禁止事項に該当しないように取引を行わなければなりません。
下記は、XM Tradingで禁止している取引の一例です。
禁止されている取引
- 複数口座間やグループを組んでの両建て
- XM Tradingと他のFX業者の口座を使った両建て
- 窓埋めのみを狙った取引
- 経済指標発表時のみを狙ったハイレバトレード
- アービトラージ(裁定取引)
- 接続・サーバー・レートエラー時の取引
XM Tradingではスキャルピングトレードが認められていますが、複数口座間やグループを組んで、両建てのスキャルピング取引を行ってはいけません。
また、週が開けた月曜日は、週末の終値と週明けの始値が大きく乖離し、週末と週明けのローソク足の間に空白(窓開け)が生じます。
窓開けを埋めるようにトレードが動く「窓埋め」を集中的に狙ったスキャルピングトレードも禁止されています。
規約違反に該当する取引を行うと、利益没収や口座凍結などのペナルティーを受ける可能性があるので十分に注意してください。
まとめ
この記事では、XM Tradingのゼロカットシステムやロスカットとマージンコールについて解説しました。
XM Tradingは海外FXブローカーとして多くのトレーダーからの信頼を得ています。
また、XM本社が所在しているキプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスで、ゼロカットが義務化されており、トレーダーにとって安心して取引を行うことができる環境を提供しています。
XM Tradingのゼロカットは入金した額以上に損をしない仕組みとなっており、証拠金維持率が50%を下回るとマージンコールが、20%を下回るとロスカットが発動します。
さらに、XM Tradingのゼロカットシステムにより、口座残高がマイナスになっても追加証拠金の請求はありません。
海外FX業者によってゼロカットの仕組みやルールは異なり、申請制や自動運用などの場合もあるため、利用規約をしっかりと確認し、安全な取引を心がけることが大切です。
利用規約を守らない取引を行った場合は、ゼロカットされないだけでなく出金拒否などのペナルティーが発生する場合もあるので、十分注意して取引を行ってください。