IronFX(アイアンFX)での両建ては、口座タイプごとに規定が異なります。
IronFXのライブ口座では、同一口座間での両建てのみ許可されています。
また、IronFXのSTP/ECN口座では、複数口座間での両建てが認められています。
この記事では、IronFXでの両建てにまつわるルールや禁止事項について詳しく解説します。
目次
IronFX(アイアンFX)の両建て

IronFX(アイアンFX)で許可されている両建て
IronFX(アイアンFX)で許可されている両建ては、口座タイプによって異なります。
IronFXのライブ口座(スタンダード口座・プレミアム口座・VIP口座)では、同一口座間での両建てが可能です。
また、STP/ECN口座(ゼロ固定口座・手数料なし口座・ゼロスプレッド口座・アプソールトゼロ口座)では、複数口座間での両建てが認められています。
同一口座間での両建て | 複数口座間での両建て | 他社口座間での両建て | |
ライブ口座(DD方式) ・スタンダード口座 ・プレミアム口座 ・VIP口座 | ◯ | ✕ | ✕ |
STP/ECN口座(NDD方式) ・ゼロ固定口座 ・手数料なし口座 ・ゼロスプレッド口座 ・アプソールトゼロ口座 | ✕ | ◯ | ✕ |
両建とは、同じ通貨ペアでの「買いポジション」と「売りポジション」を同時に保有することです。
両建てを使用すると、ロングとショートの必要証拠金が相殺されるため、証拠金を減少させずに取引を続けることができます。
しかし、スプレッドやスワップポイントなどのコストが2倍になる点には注意が必要です。
IronFX(アイアンFX)で禁止されている両建て

IronFX(アイアンFX)で許可されている両建ては、口座タイプによって異なります。
IronFXのライブ口座(スタンダード口座・プレミアム口座・VIP口座)では、複数口座間での両建てが禁止されています。
一方で、STP/ECN口座(ゼロ固定口座・手数料なし口座・ゼロスプレッド口座・アプソールトゼロ口座)では、同一口座間での両建てが禁止されています。
また、「他社口座間での両建て」はライブ口座とSTP/ECN口座ともに、どちらも両建てが禁止されています。
IronFXで以外の他の海外FX業者が他社との両建てを認めていた場合でも、IronFXでは、他の海外FX業者との両建ては禁止となりますのでご注意ください。
同一口座間での両建て | 複数口座間での両建て | 他社口座間での両建て | |
ライブ口座(DD方式) ・スタンダード口座 ・プレミアム口座 ・VIP口座 | ◯ | ✕ | ✕ |
STP/ECN口座(NDD方式) ・ゼロ固定口座 ・手数料なし口座 ・ゼロスプレッド口座 ・アプソールトゼロ口座 | ✕ | ◯ | ✕ |
IronFX(アイアンFX)での両建てのメリット・デメリット

IronFX(アイアンFX)での両建てのメリット
- 証拠金を減らさずにポジションを保有できる
- 強制ロスカットを避けやすくなる
- 相場の様子を長期的に観察できる
- 相場変動に強く損失を最小限に防げる
- 税金対策に活用できる
IronFX(アイアンFX)で両建て取引を行うメリットは、買い(ロング)ポジションと売り(ショートポジション)の両方を保持すると、必要証拠金が差引きされ帳消しになり、証拠金を減らさずに強制ロスカットを避けてポジションを保有できたり、新規ポジションを注文できます。
買いと売りのポジション両方を保持することにより、含み益と含み損を大きくせずに長期で相場のトレンドを観察できます。
また個人の場合、1月1日から12月31日までの1年間で得た利益を翌年の確定申告で申請をおこなわなければいけませんが、含み損の利益は確定申告の対象外です。
年末に利益確定せずとも、両建て取引の含み益を保った状態で翌年に利益確定を持ち越すことができます。
IronFX(アイアンFX)の両建てのデメリット
- スプレッドや手数料の負担がある
- マイナススワップだと毎日損益が発生する
- ロスカットになるリスクが高まる
IronFX(アイアンFX)での両建ては、同一の通貨ペアで売り買いのポジションを同時に保有するため、スプレッドや手数料などの取引コストが2倍かかります。
また、スワップの合計がマイナススワップとなった場合、ポジションを決済するまで毎日損益が発生してしまいます。
スワップポイントは日々変動していきますので、注文時に合計がプラススワップでも、気づいたらマイナススワップになっていた、といったリスクもあり得ますので注意が必要です。
IronFX(アイアンFX)の両建ての注意点

IronFX(アイアンFX)の禁止行為は、以下のようなものがあります。
- 他の海外FX業者の口座との両建て
- 知人間で行う両建て
- アービトラージ(裁定取引)金利差や価格差を利用した投資手法
- 1秒未満の短時間でポジションを取るスキャルピング
- ボーナスを悪用したと思われる取引
- ゼロカットを狙った両建て
複数口座でゼロカット狙いの両建てはゼロカット対象外
IronFX(アイアンFX)では、ゼロカットシステムを採用しています。
2つの口座を使用して、一方の口座がゼロカットになり、もう一方の口座で利益が出るような場合は、ゼロカットの対象外となります。
ゼロカットを目的とした複数の口座での取引は行わないよう注意しましょう。
ゼロカット対象外になる理由
別口座間での両建ての場合、ゼロカットシステムを利用すると、片方の口座で利益を出しもう一方はゼロカットで損益がカットされるということになり、トレーダー側が一方的に得をする形になります。
こういった状況を防ぐためにも、同口座内以外での両建てについて利用規約で禁止している業者がほとんどです。
利用規約を守らずトレードを行うと、口座凍結や出金拒否となる可能性が高いので、利用規約の違反はしないよう注意しましょう。