AximTrade(アキシムトレード)では、全ての口座タイプで基本的に両建て取引が許可されています。
しかし、全ての両建て取引が許されているわけではなく、複数の禁止事項があります。
そのため、取引を行う前に、AximTradeの取引規約やルールをしっかりと確認することが重要です。
しかし、AximTradeは、2024年3月頃から公式サイトへのアクセスおよび会員ページへのログインができない状態が続いており、現在も改善されていません。
また、日本からの新規口座開設もできない状態です。
目次
AximTrade(アキシムトレード)の両建て
AximTrade(アキシムトレード)での両建て
AximTrade(アキシムトレード)ではどの口座タイプにおいても両建ては禁止されていません。
また、口座タイプによっては複数の口座を開設することが可能となっています。
スタンダード口座 | CENT口座 | ECN口座 | INFINITE口座 | |
最大レバレッジ | 3,000倍 | 2,000倍 | 1,000倍 | 最大無制限 |
スプレッド | 標準 | 標準 | 狭い | 広い |
両建て | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
口座開設数上限 | 7口座 | 2口座 | 5口座 | 1口座 |
スタンダード口座、ECN口座は開設できる口座数が多くなっていますが、CENT口座については2口座、INFINITE口座については1口座のみの開設となっています。
AximTrade(アキシムトレード)の両建てにまつわる禁止事項
AximTrade(アキシムトレード)では、基本的に両建ての取引が許可されていますが、全ての両建てが許されているわけではありません。
そのため、取引を行う前に、AximTradeの取引規約やルールをしっかりと確認することが重要です。
AximTradeでは、以下の項目が禁止事項として挙げられています。
【AximTrade禁止事項】
・同じデバイスやIPアドレスから、別のアカウントにアクセスする行為
・AximTrade により乱用取引としてみなされる取引活動
・ボーナス資金のみを利用してノーリスクで利益を得ている場合
・複数の顧客が入金・出金操作のために同じ銀行口座を共有している場合
・複数のアカウントの利益・リベートを最終的に一人が得ている場合
・スキャルピングとみなされる行為
・アカウント取引時間の50%以上を完全にヘッジしたままにする行為
・他者と連携した内部ヘッジ、または取引意図を悪用したその他の形態のヘッジ
・当社のマイナス残高保護の悪用・詐欺・操作など
・キャッシュバックアービトラージ・レイテンシーアービトラージなど
・取引意図のない取引でリベートを生成する行為
・その他の形態の欺瞞的または詐欺的な活動の兆候や疑いがある場合
この中でも注目したい点が、アービトラージの禁止についてで、この点からAximTradeと別業者を利用して両建てを行い利益を得る行為も、禁止事項として扱われる可能性が高いです。
直接禁止はされていなくても、ペナルティとなる可能性がありますので注意する方が良いと思われます。
また、複数口座の開設が可能ではありますが、ロスカットシステムを活用した両建てで利益を得る方法も避けた方が良いでしょう。
AximTrade(アキシムトレード)での両建てのメリット
AximTradeでの両建てには下記のようなメリットがあります。
- 損失拡大の防止(一時的)
- つなぎ売買をすることができる
- 税金対策が可能
- スワップアービトラージ
- 精神的な負担の軽減
- ロスカットの回避
損失拡大の防止(一時的)
相場が上昇した場合、買いのポジションでの利益と、売りのポジションでの損失が相殺されるため、大きな損失を受けるリスクが軽減されます。
逆に、相場が下落した場合も同様の効果が得られます。
買いまたは売りのポジションを持ったまま、しばらくトレードができないタイミングがあった場合など、保有しているポジションと逆のポジションを同Lot数注文入れておくことにより、相場変動があっても損益が相殺され損失の拡大を防ぐことが可能となります。
また、損益が拡大する方向に相場変動が進みそうだが、今は決済は行いたくないという場合にも、一旦同lot数逆のポジションの注文を入れておくことにより、決済を先延ばしにして、各ポジションが好転した際に決済を入れていき、取引が成功すれば損益をおさえることが可能です。
つなぎ売買をすることができる
損失拡大の防止と近い手法ですが、長期的に相場が上昇(または下降)していくと予想した際に、長期でポジションを保有することを想定しつつ、つなぎで短期的に予想と逆に転じた際に短期取引もを入れていけば、成功すれば利益を得ることが可能となります。
税金対策が可能
海外FXで税金が確定するタイミングは年末となるため、年を越す前に利益を確定させるとその分税金が増える可能性があります。
また、年末に相場が急変して損をする可能性もあるので、両建てすることにより相場変動による損益を増やさず、リスクヘッジも可能となります。
スワップアービトラージ
スワップポイントに着目して、買いスワップと売りスワップの合計がプラススワップとなる通貨ペアで両建てを行い、利益を得るトレード手法をスワップアービトラージと言います。
【スワップアービトラージのイメージ】
買いスワップと売りスワップの合計が、10万通貨当たり100となる通貨ペアがあった場合
↓
この通貨ペアで両建てを行うと、相場の変動に左右されず毎日(平日)100円ずつ利益が発生していく。
スワップアービトラージは買いスワップと売りスワップの合計がマイナスの通貨ペアの場合、逆に損益が発生し続けることになるので、注意が必要です。
また、あからさまに利益を狙ったスワップアービトラージは、禁止をしている業者が多いので、その業者の利用規約を事前に確認する必要があります。
精神的な負担の軽減
両建てを行うことで、一方のポジションが損失を出しても、もう一方のポジションがそれを補ってくれるため、取引中のストレスや不安を軽減できます。
これにより、冷静な判断を下すことが容易になり、長期的な取引戦略を継続的に実行することが可能となります。
ロスカットの回避
両建ての取引では、一方のポジションが大きな損失を出しても、もう一方のポジションが利益を出すため、自動的にポジションが強制的に決済されるロスカットが発生するリスクが低くなります。
AximTrade(アキシムトレード)での両建てのデメリットと注意点
AximTradeでの両建てのデメリットや注意点は、以下の通りです。
- スプレッドや手数料の負担がある
- マイナススワップだと毎日損益が発生する
- ロスカットになるリスクが高まる
- 禁止されている場合、ペナルティが発生する可能性あり
両建ては、同一の通貨ペアで売り買いのポジションを同時に保有するため、スプレッドや手数料などの取引コストが2倍かかります。
買いと売りの両方のポジションを持つため、スプレッドや手数料が2倍になることを意味します。
また、スワップの合計がマイナススワップとなった場合、ポジションを決済するまで毎日損益が発生してしまいます。
スワップポイントは日々変動していきますので、注文時に合計がプラススワップでも、気づいたらマイナススワップになっていた、といったリスクもあり得ますので注意が必要です。
両建て取引を行う際には、取引のタイミングやポジションのサイズ調整など、独自の戦略が必要です。
これらの戦略を適切に実行しないと、予想以上の損失を受ける可能性もあるので、初心者の方は、まずはデモ取引などで練習を重ねることをおすすめします。
両建てが禁止される主なケース
同じ口座内での両建ては、ほとんどのFX会社で認められていますが、同じFX業者であっても異なる口座での両建てや、異なるFX会社で両建てを行うことは禁止されているケースが多いです。
【両建てで禁止されている可能性が高い事項】
・同じFX業者内の別口座間での両建て
・異なるFX業者間での両建て
なぜ両建てが禁止されているのか?
海外FX業者では、多くの業者でゼロカットシステムが採用されています。
別口座間での両建ての場合、ゼロカットシステムを利用すると、片方の口座で利益を出しもう一方はゼロカットで損益がカットされるということになり、トレーダー側が一方的に得をする形になります。
こういった状況を防ぐためにも、同口座内以外での両建てについて利用規約で禁止している業者がほとんどです。
利用規約を守らずトレードを行うと、口座凍結や出金拒否となる可能性が高いので、利用規約の違反はしないよう注意しましょう。
AximTrade(アキシムトレード)でプラススワップとなる通貨ペアと両建ての必勝法
AximTrade(アキシムトレード)で売り買いのスワップの合計がプラスとなる通貨ペアはありません。
また、マイナススワップの通貨ペアがほとんどなので、AximTrade(アキシムトレード)ではスワップポイント狙いの長期トレード行わない方が良いでしょう。
通貨ペア | 買いスワップ(1Lot) | 売りスワップ(1Lot) |
USD/JPY | -36円 | -72円 |
EUR/JPY | -60円 | -36円 |
CAD/JPY | -24円 | -48円 |
AUD/JPY | -36円 | -48円 |
CHF/JPY | -72円 | -24円 |
GBP/JPY | -60円 | -84円 |
NZD/JPY | -24円 | -48円 |
EUR/USD | -95円 | -32円 |
AximTrade(アキシムトレード)での両建ての必勝法は?
結論から言うと、FXでの両建てで必勝法はなく、むしろ損失やペナルティを受けるリスクが高く推奨はできません。
両建てはどちらかというとメインで利益を出すための手法としてではなく、相場変動に対するリスクヘッジや、短期的に利益を狙う際に活用するのが良いでしょう。
ただし、初心者の方の場合は、リスクヘッジしようとしたが手放すタイミングを見失ったり、意図せず利用規約に抵触してペナルティを受けるといったケースがよくありますので、両建ての活用は慎重に検討し、あくまで知識の一つとして捉えておく程度が良いかもしれません。