スワップポイントは通貨間の金利差で発生する利益のため、利益が発生するのは「低金利の国の通貨を売って、高金利の国の通貨を買う」ことによって発生します。
スワップポイントを狙った投資を行う場合、長期的にポジションを保有することで利益を上げやすくなります。
※AximTradeは、2024年3月頃から公式サイトへのアクセスおよび会員ページへのログインができない状態が続いており、現在も改善されていません。
また、日本からの新規口座開設もできない状態です。
目次
スワップポイントとは
FXのスワップポイントは「金利差調整分」とも言い、イメージとしては預金における利息のような利益のことです。
実際は預金とは発生する仕組みが大きく異なっています。
スワップポイントは通貨間の金利差で発生する利益のため、利益が発生するのは「低金利の国の通貨を売って、高金利の国の通貨を買う」ことによって発生します。
逆に「高金利の国の通貨を売って、低金利の国の通貨を買う」と支払いが発生します。
支払うパターンもあるという点は預金利息と大きく異なる点です。
また、スワップポイントは毎日利益を受け取る(または支払う)ことが発生するという点も預金利息と異なる点です。
発生する金額は大きくはありませんが、金利差がプラスならポジションを保持している限り毎日利益を得ることができるため、頻繁にトレードを行うのとは異なり、着実に利益を積み重ねていくことが可能です。
Swap Long・Swap Shortとは
買いスワップ Swap Long
通貨ペアを買ったとき(Long)に発生するスワップポイントを、買いスワップ(Swap Long)といいます。
日本円より金利が高い国との通貨ペアを買った場合等はスワップポイントで利益を受け取れます。
売りスワップ Swap Short
通貨ペアを売ったとき(Short)に発生するスワップポイントを、売りスワップ(Swap Short)といいます。
日本円より金利が高い国との通貨ペアを売った場合等はスワップポイントの支払いが発生します。
スワップポイント計算式
日当り金額の算出方法
100,000 × 最小ポイント数 × 金利率 × 換算レート × 通貨量(LOT)
スワップポイントは、基本的には日本時間では冬時間の期間は7時00分・夏時間の期間は6時00分をまたいでポジションを保持していた場合に付与されます。
通貨ペアによって金利差は異なりますし、トレードを行うFX業者によってもスワップポイントは異なってきます。
スワップポイントで利益を狙うのであれば、どのFX業者でトレードを行うか、どの通貨ペアにするのか、各FX業者が提示しているスワップポイントを確認して選択する必要があります。
AximTradeのスワップポイント
AximTradeのスプレッドは、選択する口座タイプによって異なります。
以下は、主要な通貨ペアにおけるスプレッドとスワップポイントの詳細です。
通貨ペア | スタンダード口座 | ECN口座 |
USD/JPY | 2.2~2.7pips | 0.5~1.2pips |
EUR/JPY | 3.1~3.4pips | 0.8~1.3pips |
CAD/JPY | 3.2~3.6pips | 1.5~2.3pips |
通貨ペア | 買い | 売り |
USD/JPY | -36円 | -72円 |
EUR/JPY | -60円 | -36円 |
CAD/JPY | -24円 | -48円 |
スプレッドは、買いと売りの価格の間の差を示すもので、この差が小さいほど取引のコストが低くなります。
AximTradeは変動スプレッド方式を採用しているため、取引のタイミングによってスプレッドの幅が変わることがあります。
特に、ECN口座はスプレッドが非常に狭いため、取引コストが低いと感じるかもしれません。
しかし、ECN口座では取引ごとに6ドルの手数料が発生するため、短期間での取引、特にスキャルピングには最適です。
一方、長期的な取引を考えている場合、スタンダード口座の方が適しているかもしれません。
AximTradeのスワップポイントは、多くの通貨ペアでマイナスとなっています。
長期間のポジション保有において、スワップコストが高くなる可能性があることを意味します。
したがって、取引スタイルや戦略に応じて、最適な口座タイプや通貨ペアを選択することが重要です。
スワップポイントが付与されるタイミング
スワップポイントは、日々変動します。
スワップポイントは保有しているポジションを決済せずに翌日に持ち越すことで発生します。
このことを「ロールオーバー」と言います。
海外FXのロールオーバーの時間は、日本時間で基本的に夏時間は朝6時頃、冬時間は朝7時頃です。
また、土日はほとんどの海外FX業者は休業日なのでスワップポイントを受け取ることができません。
代わりに平日に3日分のスワップポイントもらうこととなります。
基本的に水曜日(日本、木曜日朝)3倍になる業者がほとんどで、一部金曜日(日本、土曜日朝)の業者もあります。
そのため、スワップポイントを狙う場合は水曜中にポジションを持っておくことが良いでしょう。
スワップポイントの出金について
国内のFX業者では一部スワップポイントのみ出金できる業者がありますが、基本的に海外のFX業者はスワップポイントだけの出金はできません。
加算されたプラススワップの利益を残高として反映させるには、そのポジションを決済することが必要です。
半年や1年に1回はポジションを決済し、スワップポイントの利益を確定させましょう。
スワップポイントとロスカットについて
海外FXの特徴であるレバレッジの高さを利用してスワップポイントを運用する場合、ロスカットのリスクを考慮しなければなりません。
ロスカットとは
保有しているポジションの含み損が口座残高に対し一定の水準を超えてしまった際に、入金額以上に損失が増えないよう強制的にポジションを決済させること
海外FXでは国内FXより必要証拠金が少なくて済むというメリットや、追証なしのゼロカットシステムを採用している業者が多いので大きな損失となることが少ないこともメリットと言えます。
しかしながら、スワップポイントを長期で運用する場合は、低レバレッジにしてロスカットにならないようにするのが良いでしょう。
両建て取引でのスワップポイントについて
両建てとは
両建てとは、同じ通貨ペアで買いポジションと売りポジションの両方を同時に保持し取引すること
買いスワップ、売りスワップともにプラススワップの通貨ペアで、買い売り両方のポジションを持って、スワップポイントで利益を得る方法を両建てと言います。
買い売り両方のポジションを持つため、相場に変動があってもポジションでの利益と損益が相殺されるため、相場変動に左右されずプラススワップの分が徐々に増えていきます。
スワップポイントは通貨ペアごとに異なり、基本的にどちらかがマイナスまたはどちらもマイナスで設定されていることがほとんどですが、一部どちらもプラススワップとなっている通貨ペアも存在します。
両建てを行う場合はロングとショートどちらもプラススワップの通貨ペアを選ぶのがおすすめです。
高金利通貨について
国ごとに金利はさまざまですが、トルコリラの数値はケタ外れに高い数値となっています。
スワップポイントを得るには良い点とも言えますが、通貨としてはトルコリラは変動が非常に大きく不安定な分リスクが高いと言えます。
高いスワップポイントだとしても、通貨自体が暴落してしまうと大きな損失が出るというリスクを理解したうえでポジションを持つ必要があります。
また、海外FX業者の設定によってはトルコリラでも金利が低い通貨ペアも存在しますので、しっかりと情報を確認することが重要です。
スワップポイントを最大限に活用するための注意点
- ロスカットされないように証拠金を多めに入れる
- 業者ごとのスワップポイントを毎日確認する
- レバレッジを低めに設定する
- 業者ごとの利用規約を確認する
- スワップだけの出金は不可
ロスカットされないように証拠金を多めに入れる
ロスカットとは、証拠金が一定の水準以下になった場合に、業者が自動的に取引を強制終了することを指します。
スワップポイントを受け取るためには、ポジションを保持し続ける必要があります。
そのため、ロスカットされるリスクを避けるためには、証拠金を十分に確保することが重要です。
業者ごとのスワップポイントを毎日確認する
スワップポイントは、業者や通貨ペアによって異なり、日々変動することがあります。
最も有利なスワップポイントを受け取るためには、業者の提供するスワップポイントを日常的に確認し、適切な取引を行うことが必要です。
レバレッジを低めに設定する
レバレッジとは、少ない資金で大きな取引ができるようにする仕組みです。
しかし、レバレッジが高いと、価格の小さな変動で大きな損失を受けるリスクが高まります。
スワップポイントを安定して受け取るためには、リスクを抑えるためにレバレッジを低めに設定することが推奨されます。
業者ごとの利用規約を確認する
各FX業者は、スワップポイントの計算方法や付与条件など、独自の利用規約を持っています。
スワップポイントを最大限に活用するためには、業者の利用規約をしっかりと確認し、理解することが必要です。
スワップだけの出金は不可
一部のFX業者では、スワップポイントを受け取った後、スワップポイントだけの出金ができない場合があります。
スワップポイントを利益として確保するためには、業者の出金条件を確認し、適切な取引や出金手続きを行うことが重要です。
まとめ
この記事では、AximTradeのスワップポイントについて詳しく解説しました。
スワップポイントを狙った投資を行う場合、長期的にポジションを保有することで利益を上げやすくなります。
そのため、急激な価格変動に耐えられるように、ロットの計算を慎重に行い、ロスカットにならないように注意してください。
また、取引を開始する前に、スワップポイントがプラスかマイナスか、スプレッドが広がっていないかなどを確認しましょう。