OANDA Japan(オアンダジャパン)は、インターネットで初めて為替レート情報を提供したことで知られるOANDAのグループ会社です。
この記事ではOANDA Japan(オアンダジャパン)の特徴、メリットやデメリットを詳細に解説していきます。
目次
OANDA Japan(オアンダジャパン)の基本情報

OANDAは、1996年にアメリカ・デラウェア州にて創業され、FXや株価指数CFDの取引を主軸としています。
OANDA Japan(オアンダジャパン)は、1996年に設立されたOANDA Corporationの日本法人として、2005年に日本でのサービスを開始し、グローバルに展開するOANDAグループの一員として、日本国内のFXトレーダーに安定した取引環境を提供しています。
会社概要 | |
名称 | OANDA証券株式会社 |
設立 | 1996年 アメリカのデラウェア州で設立 |
本店所在地 | 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階 |
グループ会社 | 世界7カ国で拠点をもちFX取引サービスを展開 |
取引商品の種類 | ・FX取引 ・株価指数CFD |
レバレッジ | ・FX:最大25倍 ・株価指数CFD:最大10倍 |
取引手数料 | ・FXの取引手数料無料(別途、スプレッドあり) ・株価指数CFDの取引手数料無料(別途、スプレッドあり) |
OANDA Japan(オアンダジャパン)のカスタマーサポートは、日本語によるサポートが充実しており、取引に関する疑問やトラブル時の対応も迅速です。
カスタマーサポートの対応時間は、平日8時から20時までです。
OANDA Japan(オアンダジャパン)の安全性
OANDA Japan(オアンダジャパン)は、外国為替証拠金取引(FX)における証拠金の管理に関して、金融商品取引法の基準を順守しており、三井住友銀行との間で顧客資産の分別管理の信託契約を結んでいます。
そのため、もし会社が経営難に陥った場合でも、顧客の資産は安全に返還されることが保証されています。
OANDA Japan(オアンダジャパン)の評判と口コミ
OANDA Japan(オアンダジャパン)は、「高い約定力」「ツールの豊富さ」「スワップポイント」「丁寧なサポート」「豊富な通貨ペア」に対して高い評価を受けています。
特に、サーバーの安定性から約定時のスリッページが少ないとの声が多いです。
OANDA Japan(オアンダジャパン)のレート

OANDA Ratesは、38,000ペア以上のFXレートを提供しており、これらのデータはExcelでの利用に適したCSVファイルとしてダウンロード可能です。
ユーザーは、10通貨のデータを一度にグラフや表として確認できます。
OANDAの為替履歴コンバーターはクラウド上で利用できるため、特定のソフトウェアをインストールすることなく、どこからでもアクセス可能です。
OANDA Ratesは、週の平日毎日更新され、UTC基準の深夜12時からの24時間分のデータを表示します。
取引当日の買い、売り、中間のレートは、米国東部時間の午後10時までに公開されます。
OANDA Japan(オアンダジャパン)の東京サーバーとNYサーバーの違い

OANDA Japanでは、ニューヨークサーバーに加え、東京サーバーを設置しています。
NYサーバーと東京サーバーそれぞれの主な違いは約定の確実性とスピードです。
日本から取引注文をする際、ニューヨークサーバーより東京サーバーを利用することで、約定が速くなります。
この時間差は約0.002秒ですが、市場が大きく動く時には重要です。
例えば、大きな市場変動の際には、注文が遅延したり約定しにくくなったり、スプレッドが広がることがあります。
また、日本の休日など市場の動きが静かな時には、取引が難しくなることもあります。
上記の状況でも、東京サーバーは、迅速な注文実行に役立ちます。
OANDAの東京サーバーとNYサーバーの違い
主要な違いとして、最低取引単位が1000通貨単位であるのか、それとも1万通貨単位であるのか、そして取引可能な通貨ペアが71通貨ペアであるのか24通貨ペアであるのか、という点が挙げられます。
ベーシック | プロ | OANDA Japan FX(東京サーバー) | |
最低取引単価 | ・FX Trade=1通貨単位 ・MT4=1,000通貨単位 | ・FX Trade=1通貨単位 ・MT4=1,000通貨単位 ・API=1通貨単位 | ・FX Tradeは取引不可 ・MT4=10,000通貨単位 |
1回あたりの最大発注数量 | 25万通貨 | 300万通貨 | 100万通貨 |
約定 | 約低拒否なし・再クオートなし | 約低拒否なし・再クオートなし | 約低拒否なし・再クオートなし |
初回入金額 | 10万円 | 20万円 | 10万円 |
取引手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
通貨ペア | 71通貨ペア | 71通貨ペア | 24通貨ペア |
OANDA Japan(オアンダジャパン)のメリット

メリット
- 約定力が高い
- 多機能なツール
- 最大69通貨ペアと通貨ペアが豊富
- 取引通貨単位が小さい
- 独自開発のプラットフォーム「fxTrade」を提供
約定力が高い
OANDA Japan(オアンダジャパン)の取引プラットフォームは、高速な注文実行を実現していて、瞬時の価格変動時でもスムーズな取引が可能です。
約定力とは
取引所やFX業者が顧客からの注文を迅速かつ確実に成立(約定)させる能力のこと
多機能なツール
MT4をはじめとする取引ツールは、50種類以上のテクニカル分析やカスタマイズ可能なチャートを提供し、緻密な取引戦略の構築が可能です。
また、FX取引の基礎から応用までを学べるセミナーやウェビナーの教材も提供しています。
通貨ペアが豊富
OANDA Japan(オアンダジャパン)が提供する通貨ペアの数は68通貨ペアに及ぶ取引が可能で、多くの国内FX業者が20~30種類の通貨ペアを提供する中、OANDA Japan(オアンダジャパン)は2倍以上のバリエーションを持っています。
メジャーな通貨ペアだけでなく、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアでの取引も楽しむことができます。
取引通貨単位が小さい
取引の最小単位が1通貨 OANDA Japan(オアンダジャパン)の特徴として、取引の最小単位が1通貨で、他のFX業者と比べても低資金での取引できます。
多くのFX業者では、取引の基本単位として1lot(10,000通貨)が標準で、0.1lot(1,000通貨)が最小取引単位となることが多いですが、OANDA Japanはこの常識を覆し、わずか1通貨からの取引を可能としています。
また、株価指数CFD取引に関しても、FXと同様に1通貨からの取引が許されています。
独自開発のプラットフォーム「fxTrade」を提供
「fxTrade」は、ウェブベースで初心者トレーダーに適したシンプルなインターフェースを特徴としています。
fxTradeは、TradingViewと同様のユーザーインターフェースを持ち、チャート作成ツール、リサーチツール、自動売買やコピートレードのオプションなど、多様な機能を備えています。
また、OANDA Japan(オアンダジャパン)では、fxTradeに加えてMT4・MT5も利用可能であり、トレーダーのニーズに合わせて取引プラットフォームを選択できる柔軟性を提供しています。
OANDA Japan(オアンダジャパン)のデメリット

デメリット
- スプレッドが広い
- 口座開設時の初回入金が10万円必要
- CFD取引の種類が限られている
- キャンペーンが少ない
- マージンコールがない
スプレッドが広い
OANDA Japan(オアンダジャパン)では、特に主要通貨ペアにおいてスプレッドが広めに設定されています。
スプレッドが広いと、取引を開始する際の初期コストが高くなるので、短期間での取引を多く行うスキャルピングトレーダーなどにとっては大きなデメリットとなります。
口座開設時の初回入金が10万円必要
OANDA Japan(オアンダジャパン)での取引をスタートさせる際、初回として口座への10万円の入金が求められます。
CFD取引においても、10万円の初回入金は必須です。
CFD取引の種類が限られている
OANDA Japan(オアンダジャパン)では、CFD取引の中でも、株価指数CFDのみの取り扱っています。
金や原油などの商品CFDや、大手の債券CFDなどは提供されていません。
キャンペーンが少ない
OANDA Japan(オアンダジャパン)のキャンペーン内容は、他の証券会社と比べても少なめです。
OANDA Japanが提供しているキャンペーンは、MT5用の特定のインジケーターの無料提供や、有料情報サービスの1ヶ月分無料提供など、金額的なメリットが少ないものが中心です。
マージンコールがない
OANDA Japan(オアンダジャパン)では、FXやCFD取引においてマージンコールのシステムが設けられていません。
マージンコールとは、トレーダーに取引中のポジションの含み損が拡大していることをアラート機能で知らせるシステムのことで、証拠金維持率が一定の水準を下回ると、マージンコールという形で警告を行います。
しかし、OANDA Japan(オアンダジャパン)ではマージンコールがないため、証拠金維持率が100%を下回った際の強制ロスカットには注意が必要です。
ロスカットとは
保有しているポジションの含み損が口座残高に対し一定の水準を超えてしまった場合、それ以上に損失が増えないように強制的にポジションを決済させること