GEMFOREX(ゲムフォレックス)での両建ては、同一口座内であれば認められています。
一方で、GEMFOREXで禁止されている両建ては、「複数人または複数口座間や異なる業者間での両建て」、「ゼロカットシステムの悪用となる両建て」、「経済指標発表時のみを狙った両建て」などがあります。
しかし、GEMFOREXでは、2023年5月31日にサービスを停止しました。
目次
GEMFOREXの両建て

GEMFOREXの両建てにまつわる禁止事項
GEMFOREX(ゲムフォレックス)での両建ては、同一口座内であれば認められていますが、下記のような両建ては禁止されています。
禁止事項
- 複数人または複数口座間や異なる業者間での両建て
- ゼロカットシステムの悪用となる両建て
- 経済指標発表時のみを狙った両建て
禁止されている両建て取引のルールはGEMFOREXだけに限らず、他の海外FX業者でも同様に禁止されていることもあります。
複数人や複数口座、異なる業者間での両建て
GEMFOREX(ゲムフォレックス)では、1つのアカウントで最大8口座まで追加口座の解説が可能でしたが、複数口座で同通貨の売りと買いのポジションを同時に保有することは禁止されています。
また、自身一人だけでなく友人やグループを組んだり、複数口座での両建てや、他のFX業者間で両建てを行うことも禁止されています。
同一口座内 | 複数口座間 | 異業者間 |
◯ | ✕ | ✕ |
さらに、保有しているポジションの通貨が急激な為替変動により暴落するのを防ぐために、他の口座で同じ通貨のポジションを保持し両建て取引を行うことは、規約違反になる可能性があります。
ゼロカットシステムの悪用
両建て取引の場合、利益が出たポジションとは反対のポジションは、ゼロカットシステムで損失が補填されるので、トレーダーはノーリスクで取引ができる状態になります。
反対にゼロカットシステムを採用しているFX業者は、必ず損失を受けてしまうため、ゼロカットシステムを悪用した両建ては禁止されています。
経済指標発表時のみを狙った両建て
経済指標発表時は多くのトレーダーが注目しているため、相場が大きく変動することがあります。
そのため、GEMFOREX(ゲムフォレックス)では、経済指標発表時のみを狙った極端な両建てやスキャルピング取引は禁止されています。
GEMFOREXでの両建てのメリット・デメリット

メリット
- 証拠金を減らさずにポジションを保有できる
- 長期的に相場を観察できる
- 相場変動に強く損失を最小限に防げる
デメリット
- 強制ロスカットされるリスクがある
- 2ポジション分のスプレッドとスワップポイントのコストがかかる
- マイナススワップの場合、損益が発生する可能性がある
GEMFOREX(ゲムフォレックス)での両建てのメリットは、必要証拠金は差引きされ帳消しになり、証拠金を減らさずに新規ポジションの注文やつなぎ売買ができます。
また、買いと売りのポジション両方を保持するので、長期的に相場のトレンドを観察できます。
しかし、両建て取引にはデメリットもあります。
ロスカット水準に対してギリギリの証拠金維持率で両建てを解消すると、証拠金維持率が下がり強制ロスカットが起こる可能性があります。
また、両建て取引では、2つのポジション保有するためスプレッドとスワップポイントの2倍のコストもかかります。
さらに、スワップポイントは日々変動するため、金利の高いポジションでの取引は、マイナススワップが発生する恐れがあり、決済するまで損益が発生する場合もあるので注意が必要です。
GEMFOREXの禁止事項に対するペナルティ

GEMFOREX(ゲムフォレックス)で禁止行為を行った場合、口座凍結やアカウント削除などの重たいペナルティーに該当する可能性があるため、両建てを行う際は利用規約をよく確認しましょう。
ペナルティー
- 出金拒否
- 利益没収
- 口座凍結
- アカウントの停止や削除
GEMFOREXの現状
SNS上では、「Axon Marketsは旧GEMFOREXによって運営されている」との噂がありますが、事実ではありません。
両者のウェブサイトやロゴデザインが似ているため混同されていますが、これらは単なる類似点であり、両者の関係を示す証拠にはなりません。
実際、Axon MarketsとGEMFOREXはそれぞれ独立した海外FX業者として知られています。噂に惑わされず、確かな情報に基づいて判断することが重要です。
また、GEMFOREX以外の他の海外FX業者でもサービス停止のリスクが伴うため業者選びは慎重に行いましょう。