Axon Marketsは現在、金融業界で注目を集めています。
この記事では、最近話題となっているAxon MarketsとGEMFOREXの関連性について、背景や真偽について詳しく説明いたします。
目次
Axon MarketsとGEMFOREXについて
最近、海外FX業者Axon Marketsが金融業界で大きな注目を浴びています。
その理由として、以前に出金遅延で問題でサービスを停止し、現在はGalaxy DAOが事業を引き継いでいるGEMFOREXとの間に何らかの関連があるのではないかと、繋がりがうわさされているからです。
多くのGEMFOREXユーザーが、自分たちの資金をまだ取り戻せていないという現状に不満を感じており、その後を継いだGalaxy DAOに対しても批判的な意見が多数、寄せられています。
このような背景の中で、Axon MarketsがGEMFOREXと同じ運営者のもとで活動しているのではないかという疑惑が浮上しています。
Axon Marketsの業者情報
Axon Marketsは、Little Black Diamond Ltdの登録ブランド名として、セーシェル金融サービス機構(FSA)により証券ディーラーライセンス番号SD115で規制されている信頼性のあるFX業者です。
Axon Marketsでの資金管理方法は、信託保全により管理されています。
運営会社 | Little Black Diamond Ltd |
---|---|
本部住所 | Attic Suites, Room 1, 3rd Floor, Oliver Maradan Building, Victoria, Mahe, Seychelles |
金融ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) |
ライセンス番号 | SD115 |
資金管理 | 分別管理 |
カスタマーサポート | ライブチャット 電話 メール(support@axonmarkets.com) |
日本語対応 | 可能 |
公式サイト | https://www.axonmarkets.com/ja |
Axon Marketsのカスタマーサポート方法は、ライブチャット、電話、メールの3種類で、月曜日から金曜日07:00 から 2400(GMT+8)まで問い合わせできます。
GEMFOREXのトラブルとサービス停止理由
2023年5月31日よりGEMFOREXはサービスを停止しました。
サービス停止に至る経緯は、2022年12月に発生したシステムエラーと悪質なトレーダーによる規約違反が原因での大規模な出金遅延と出金拒否から始まります。
サービス停止理由
- 集団による第三者名義貸しと口座の転売。
- 決済代行会社(A)による約50億円の持ち逃げ。
- 決済代行会社(B)による約10億円の未払い
2023年1月には多くのユーザーが出金遅延を報告し、翌月にGEMFOREXは出金遅延の原因として「不正利用者の急増」を発表し、2023年3月15日には、出金完了状況は12月~2月分で約60%~70%と公表されました。
しかし、5月15日には「大規模なボーナスアービトラージによる被害」「決済代行会社(A社)による約50億円の持ち逃げ」「決済代行会社(B社)による約10億円の未払い」が出金遅延の新たな原因として発表されました。
5月29日にGEMFOREXの運営会社GemTrade LLCが全事業を売却することを発表し、5月31日にGEMFOREXはサービスを停止しました。
GEMFOREXの現在の状況
GEMFOREXは2023年5月に出金遅延問題でサービスを停止した後、事業はGalaxy DAOに引き継がれました。
GEMFOREXが預かっていたユーザーの資金はいまだに返還されておらず、多くの批判的な意見が存在します。
Axon MarketsとGEMFOREXの関連性のうわさ
Axon MarketsとGEMFOREXは、それぞれ独立した海外FX業者として知られていますが、最近の一連の出来事により、両社の間に何らかの関連性があるのではないかといううわさが広がっています。
以下は、そのうわさの主な原因となっている3つのポイントです。
- ロゴや配色の酷似について
- サポート担当者の類似性
- ソースコードにGEMFOREXを連想させる特定の記述
ロゴや配色の酷似について
GEMFOREXのロゴは、頭文字「G」をモチーフとした六角形のデザインとなっています。
色彩やデザインの特徴から、一目でGEMFOREXのロゴと分かるようになっています。
Axon Marketsのロゴは、頭文字「A」を中心にした三角形のデザインが特徴です。
また、Axon MarketsのWEBサイトを詳細に観察すると、配色やデザイン、ボタンの配置などが、GEMFOREXのWEBサイトと酷似していると指摘されています。
上記の理由から、両サイトが同一の制作者によって作成されたのではないかという疑念が生まれています。
通常、一度ネガティブな評判を受けたブローカーのWEBサイトデザインを模倣することはありません。
しかし、Axon MarketsのWEBサイトがGEMFOREXのそれと類似していることで、多くの人々に同じ制作者が関与しているのではないかという印象を与えています。
サポート担当者の類似性
ユーザーがAxon Marketsのサポートセンターに問い合わせを行った際、対応した日本人スタッフの苗字が、以前GEMFOREXのサポート担当者と一致していたとの情報がSNS上で共有されました。
通常、異なる企業間でサポート担当者が共通していることは稀であり、その背後に何らかの関連性や繋がりがあるのではないかとの疑念が浮上し、この情報が拡散され疑念が強まりました。
ソースコードにGEMFOREXを連想させる特定の記述
Axon MarketsのソースコードにGEMFOREXを連想させる部分が存在するとの指摘が上がっています。
「gem_socialimage.jpg」という記述が確認されたとのことです。
この情報が公になった後、Axon Marketsは急速に該当箇所を修正し、削除する対応をとりました。
この迅速な対応から、Axon MarketsがSNSの動向を常にチェックし、ユーザーの反応に敏感に対応していることが伺えます。
Axon Marketsに対するの疑問点
- ドメイン取得日について
- 過去のドメイン使用について
- ロゴの酷似について
ドメイン取得日について
「Axon Markets」の公式サイトのドメイン「axonmarkets.com」は、2022年11月22日に新たに取得されたことが確認されています。
2023年9月に行われた調査によれば、ドメインの取得からまだ10ヵ月しか経過していないことが確認されました。
しかし、この情報と矛盾する形で、同社のLinkedinのプロフィールには、10年以上の運営実績があると記載されており、ドメインの取得日と運営実績の間に一貫性がないことが指摘されています。
過去のドメイン使用について
過去のアーカイブ情報を調査すると、2015年から2016年の間に「axonmarkets.com」というドメインが別の会社によって使用されていたことが確認されています。
この期間以降、一時的にドメインが使用されていない時期があり、その後2022年にAxon Marketsがこのドメインを取得したと考えられます。
ロゴの酷似について
上記でも説明しましたが、「Axon Markets」のロゴデザインは、別の企業「AXON」のロゴと非常に類似しています。
通常、企業は独自のブランドイメージを築くために、他社のロゴとの類似を避ける傾向があります。
しかし、この二つのロゴの類似性は、その一般的な原則に反していると言えます。
まとめ
この記事では、Axon MarketsとGEMFOREXの間の疑われる関連性について、詳しく説明しました。
Axon MarketsとGEMFOREXとの間には、一部で関連性がうわさされていますが、現段階ではその確証は見当たりません。
また、Axon Marketsに関する情報は、多くの海外FXメディアでは取り上げられておらず、関連情報の入手が難しい状況が続いています。
このような情報の不足が、さらなる疑問を呼び起こしている可能性も考えられます。