海外FX業者のECN口座は、スプレッドが特に狭い口座タイプとして人気ですが、手数料が発生する場合が多く、最低入金額もやや高めに設定されているため、全体の取引コストも考慮して比較する必要があります。
この記事では、海外FX業者ごとのECN口座の取引手数料を含めたスプレッドをランキング形式で紹介します。
目次
海外FXのスプレッド比較

主要通貨ペア(USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD)のスプレッド比較
USD/JPY | EUR/JPY | EUR/USD | |
1位 | ThreeTrader:0.5 pips | ThreeTrader:0.8 pips | ThreeTrader:0.5 pips |
2位 | Vantage:0.6 pips | HFM(Hotforex):0.8 pips | HFM(Hotforex):0.6 pips |
3位 | Exness:0.7 pips | Axiory:0.9 pips | Exness:0.6 pips |
ランキングでは、海外FX業者ごとのECN口座の取引手数料を含めた平均スプレッドを記載しています。
以下3つの口座タイプは、特にスプレッドの狭さを重視するトレーダーにおすすめの業者です。
スプレッドが狭いおすすめの業者
- ThreeTrader:Rawゼロ口座
- HFM(Hotforex):プロ口座
- Exness:プロ口座
ThreeTrader:Rawゼロ口座
ThreeTrader(スリートレーダー)の「Rawゼロ口座」のスプレッドは、ドル円取引において0.0pipsから始まり、業界内でも非常に狭いスプレッドで知られています。
最低入金額は1,000ドルからで、最大レバレッジは500倍で取引が可能です。
取引手数料は、1ロットごとに片道2ドルが発生します。
2位:HFM(Hotforex):プロ口座
HFM(Hotforex)の「プロ口座」は、最低入金額が100ドルからで、スワップフリーオプションも提供されており、取引手数料は無料、最大レバレッジ2,000倍で取引できます。
また、HFM(Hotforex)のプロ口座のゴールド・金(XAU/USD)のスプレッドはわずか1.4pipsで、他の業者と比較しても非常に狭く、取引コストの低さを体験できます。
さらに、ゴールドも最大レバレッジ2,000倍で取引が可能です。
Exness:プロ口座
Exness(エクスネス)の「プロ口座」は、即時約定を採用しており、スリッページがほとんど発生しません。
初回の最低入金額1,000USDからですが、取引手数料が無料で、最大レバレッジ無制限を提供しており、ロスカット水準も0%です。
通貨ペアごとのスプレッド一覧

海外FX業者のUSD/JPY(米ドル/円)のスプレッド比較
海外FX業者 | 平均スプレッド(手数料込み) |
ThreeTrader | 0.5 pips |
Vantage | 0.6 pips |
Exness | 0.7 pips |
XMTrading | 0.7 pips |
TradeView | 0.7 pips |
easyMarkets | 0.7 pips |
IC Markets | 0.8 pips |
IS6FX | 0.8 pips |
FXGT | 0.9 pips |
Axiory | 0.9 pips |
MiltonMarkets | 0.9 pips |
海外FX業者のEUR/JPY(ユーロ/円)のスプレッド比較
海外FX業者 | 平均スプレッド(手数料込み) |
ThreeTrader | 0.8 pips |
HFM(Hotforex) | 0.8 pips |
Axiory | 0.9 pips |
TradeView | 1.0 pips |
Vantage | 1.1 pips |
MiltonMarkets | 1.1 pips |
IS6FX | 1.1 pips |
XMTrading | 1.2 pips |
Exness | 1.2 pips |
海外FX業者のEUR/USD(ユーロ/ドル)のスプレッド比較
海外FX業者 | 平均スプレッド(手数料込み) |
ThreeTrader | 0.5 pips |
HFM(Hotforex) | 0.6 pips |
Exness | 0.6 pips |
Vantage | 0.6 pips |
FXGT | 0.6 pips |
IC Markets | 0.6 pips |
XMTrading | 0.7 pips |
IS6FX | 0.7 pips |
HFM | 0.7 pips |
TradeView | 0.7 pips |
TitanFX | 0.9 pips |
Axi | 0.9 pips |
MiltonMarkets | 0.9 pips |
MYFXMarkets | 0.9 pips |
Axiory | 1.0 pips |
狭いスプレッドを提供する海外FX業者の特徴

スプレッドはFX業者の主要収入源であり、FX業者によってスプレッドは異なります。
スプレッドが狭い業者は通常、ボーナスキャンペーンを行わず、低めのレバレッジを提供します。
これに対し、スプレッドが広い業者は豪華なボーナスや高いレバレッジを提供することが多いです。
ボーナスキャンペーンや高いレバレッジの提供は、FX業者側の負担が大きいため、スプレッドを広めに設定することで負担を軽減しています。
スプレッドが狭いFX業者の特徴 | スプレッドが広いFX業者の特徴 | |
最大レバレッジ | 高い | 低い |
ボーナスキャンペーン | 多い | 少ない |
海外FX業者のスタンダード口座とECN口座のスプレッドの違い

海外FX業者の口座タイプ別のスプレッドの違いは主に2つの口座タイプ「スタンダード口座」と「ECN口座」が存在します。
スタンダード口座は、スプレッドが広めに設定されていますが、取引手数料は無料で、レバレッジが高くボーナスも提供される場合が多いです。
一方、ECN口座はスプレッドが狭い一方で、取引手数料が発生し、ボーナスは少なく、レバレッジも低めな傾向にあります。
また、ECN口座の最低入金額はスタンダード口座と比較すると高めに設定されています。
スタンダード口座 | ECN口座 | |
スプレッド | 普通〜広い | 狭い |
レバレッジ | 高い | 低い〜普通 |
取引手数料 | 無料 | 1ロットあたり4ドル~ |
ボーナス | あり | ないところが多い |
最低入金額 | 低い | 高い |
注文方式 | STP方式 | ECN方式 |
海外FXでスプレッド以外にかかるコストや手数料

また、FX取引では、スプレッドの狭さは利益に直結しますが、スプレッド以外の他の取引コストも考慮することが重要です。
具体的には、スワップポイント、スリッページ、取引手数料、出金手数料、プラットフォーム利用料、通信費などがあります。
また、初回入金の高額設定やロスカット水準が100%の場合もあり、少額資産での取引では強制決済のリスクがあります。
さらに、スプレッドが狭くても、約定力が低い場合は注文が希望通りのレートで成立しないこともあります。
そのため、スプレッドの狭さだけでなく、約定率の高さやスワップポイントの良さを兼ね備えたFX業者を選ぶことが望ましいです。